こうして、冠地さんは2009年11月、「イイトコサガシ」を設立した。
ネーミングの由来は、テレビアニメ・ハウス世界名作劇場「愛少女ポリアンナ」の、"良かった探し"をする名人が周りの人たちをポジティブシンキングに変えていって幸せにしていくストーリーから思いついたという。
実際、ワークショップでも、お互いに「良かった」ところだけを見つけ合って、自己肯定感を取り戻し、いずれは自分で醸成できるようにしてもらいたいと、すべての会にルールが設けられた。
筆者が訪れた日は、参加者が合わせて9人。
ファシリテーターを務めた冠地さんから、いくつもルールの説明が行われた。
「活動中、支援者やボランティアさんに自分の悩みを相談したり、助言を求めたりしないでください。
イイトコサガシのワークショップの目的は、楽しいコミュニケーションをみんなで一緒に作り上げることです。
発達障害を理解するためには、交流がいちばんということで、支援者、心理職、医療、教育、マスコミ、一般の人にも幅広く参加を呼びかけています…
http://diamond.jp/articles/-/17809
池上正樹 [ジャーナリスト]
1962年生まれ。大学卒業後、通信社の勤務を経て、フリーに。
雑誌やネットメディアなどで、主に「心」や「街」をテーマに執筆。
1997年から日本の「ひきこもり」現象を追いかけ始める。
東日本大震災後は、被災地に入り、震災と「ひきこもり」の関係を調査。最新刊は『あのとき、大川小学校で何が起きたのか』(青志社)。
他に『ドキュメントひきこもり〜「長期化」と「高年齢化」の実態〜』(宝島社新書)、『ふたたび、ここから〜東日本大震災、石巻の人たちの50日間〜』(ポプラ社)など。
池上正樹 個人コラム『僕の細道』はこちらへ
http://bylines.news.yahoo.co.jp/masakiikegami/
「引きこもり」するオトナたち
「会社に行けない」「働けない」——家に引きこもる大人たちが増加し続けている。彼らはなぜ「引きこもり」するようになってしまったのか。理由とそうさせた社会的背景、そして苦悩を追う。
>>最新記事一覧へ
http://diamond.jp/category/s-hikikomori
2014/01/26
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿
コメントは承認後に表示されます。